狙いは今日もカレイ!
今シーズン、各地から「カレイが釣れた」との声が聞こえてくる中、まだウチはカレイくんの顔を見てないんだよねー。今日こそは、ぜひともカレイくんに会いたい（食べたい）!　ってことで、のんびりできて、カレイが釣れそうな場所…。９月に行った久里浜の砂置き場に決定。土曜日だから作業していて釣りできるかどうか、ちょっぴり心配だけど…。９時に出発。

土曜だからか、高速も下の道も、微妙に混んでいました。
まずは横須賀の『はま蔵』 さんで朝食。夫、カツ丼、私、日替わり丼（ヅケ丼）。夫はなぜか、朝からカツ丼が食べたかったとのことで…。しかし、魚がし食堂なのにお魚さん頼まないなんて。一口交換。やっぱりヅケ丼の方がおいしくて、私の勝ち（?）。

はま蔵は毎日スペシャル丼が変わって、どれも美味しそう。今日のマグロのづけ丼も美味しそう。しかも安い。カツ丼も悪くなかったです。難点は丼の形とかが食べづらかった。

その後、毎度おなじみ、大津の釣具屋さん『ポイント』に寄ってエサ＆仕掛けを購入。そうそう、日記に書き忘れていましたが、１０月の三崎でサビキ竿（強風で椅子が倒れて竿を直撃）と、先週の中之作で短い竿（車から出す時に落として）を折ってしまいました。投げと投げサビキができる竿が欲しかったんだけど…。大きなリールが付いた良さそうな竿があって、６０００円くらい。どうしよう。
で、 とりあえず、近くにある上州屋チェーン『タックル』にも行ってみることに。こちらも同じ様な竿が同じ様なお値段。結局、今日は購入を断念。優柔不断なふたりなので、これっていうのがないとなかなか買えないんだよねー。さっと決断できる人がうらやましいです。
そんなわけで、すっかりスタートが遅れてしまいました。

なにしろウチの竿はリール付きで平均１０００円いくかいかないかですから、いきなりの６０００円は決断できません。昔に比べれば安い竿もたくさんできたな−としみじみ。小学生の頃は竿が欲しくて欲しくて釣具屋さん参りしたものです。あの頃、１万円程度はしていたもんなー。

やっぱり土曜日はお仕事が!
釣り場に着いてみたら門が開いていて、砂置き場のおじさん達がお仕事中でした。大きな船が止まっていて砂をおろしています。でも、半分くらい釣りできそうな場所があいていて、釣り人さんが５組程、釣りしてらっしゃる。（バケツには大きなベラとちびハゼくん） しかも車横付け?　叱られないのかなあ?　ちょっと不安だったので門の近くに車を止めて荷物だけ持って、作業のじゃまにならない様に船の横に釣り座を確保。どきどきしながら、１時にスタート。
風もうねりもないので、釣りは、しやすそう。水が冷たーい!!

ダメ仕掛け?
夫は投げ２本。１本は市販のキス仕掛け。もう１本は、今週は忙しかったので、先週失敗に終わった自作カレイ仕掛けを直す暇がなくて、そのまま使うことに（汗）。私は前回ここでイイダコが釣れたのでイイダコ狙い。釣具屋さんで『イイダコはこれで充分釣れます』という貼り紙を見て、３号のナツメオモリ（?）に『ちょい舟キス』という白とピンクの小さいビーズが付いた仕掛けをチョイ投げで。夫はマダコに文字通 り味をしめ、先週ロストしてしまったイイダコテンヤと同じものを釣具屋さんで購入。
以下釣具屋さんでの会話
私「そのテンヤ、先週の様にへなちょこ竿で３号の道糸だとダメじゃない?」
夫「じゃあこれに結ぶっていうのは?」と水くみバケツやスカリに付けるため（?）のロープを手に取る夫。
私「…」
夫「これで大丈夫でしょ」
私（それじゃ絶対ダメだと思う）「じゃあその間にこれ（テトロン２０号の糸）を入れて使えば?」
ということで、イイダコテンヤ、スナップスイベル（大）、テトロン２０号、スナップスイベル（大）、ナイロンロープ（?）という不思議な仕掛けでタコを狙う夫。

時合到来
しばらくすると夫は椅子で昼寝。
私のチョイ投げには、ぷるぷるとアタリがあり、ちびサビハゼくんが。
←サビハゼ PM.1:46

その後は、ぷるぷるとアタリはあるけど、なぜか釣れない。おーい。美味しいエサだよー。ぱくっと食べなさーい。と思っていたら…
夫が「投げ竿になんかアタリがあるんだけど」
見るとなんとなく、ぴくっ!　すいー、動かなくなる。しばらくすると、また、ぴくっ!　すいー。これはもしや。
夫「上げてもいいかなあ?」
私「カレイならもうちょっと待った方が良いのでは?　やだやだ。私に聞かないで!　自分で決めて!」
で、しばらく待って夫が「もうしんぼうたまらん」と上げてみると…。
私「何か付いてそう?」
夫「うん。何か付いてるけど…???」 すいーっと黒い魚体が…
ふたり「カレイだ!」
やったねー。ダメかと思っていた自作カレイ仕掛けに来た、今シーズン１枚目は26cmのカレイくんでした。にっこり。
鈎の方から順番に、カレイイレグ10号（チモトを夜光粘土で）、金ビーズ、淡水パール、赤ビーズ、白のスパンコール、蛍光パイプ→
ハリスはフロロカーボン３号、18cmでした。

ダメじゃなかったねー。仕掛け。ちゃんと釣れたよー。ふふふ。
と思いながら、私のチョイ投げ（この時はすぐ足下に入れて26cmのカレイを外すの手伝っていました）を上げようとしたら。。。びくびく。な…なんか、この仕掛けにしては大物だよ。
夫「なに?　タモ網隊出動?」
私「出動かも」 めずらしく、早めの出動要請に夫もびっくりしながらタモ出し。
水面に現れたのは…　なんと、またまたカレイくん!!
しかも、31cmと、自作仕掛けに来たものより大きいとは…。なんとなく複雑な心境。しかし、キス鈎６号なのに良くバレなかったなあ。ふう。
しかし、ばたばたとカレイが釣れるのは、潮が止まったからなのかなあ?　不思議。
お刺身で食べたいのでその場で締めて内蔵摘出。26cmも31cmも小さいけど卵が!　女の子でしたか、失礼しましたカレイさん。ここでぽつぽつと雨が落ちて来ました。

カレイが連続で２枚も上がりいきなりカーニバル状態の食いしん坊夫婦、まだ、もう１本あるぞ、投げ竿!
「すわっ時合きゃ!?」ということで、もう１本投げておいたシロギス仕掛けの竿も合わせてみると、うーん、やはりかなり重い。こ。これは３連チャンかと思い、巻きはじめる。根掛かりかのような重さの途中で、ふっと軽くなった。 でも、バレタって感じでもない。くりくり巻いてみると、シロギスだっー。でも、いきなりっスプラッタ−状態。

ふたり「 頭がかじられてる〜〜〜!!」
ショックな顔の夫に向かって私は「でも、頭だけだから天婦羅で食べられるよ」
キスの頭に飛びつくのはなんだろうね?　ヒラメ?　マゴチ?　でもキス仕掛けじゃ食っても上げるのは無理かな?

私の記憶が確かならば（料理の鉄人風）、あれは柏崎港。やはり船の横でシロギス仕掛けを投げておいたら、なんかの魚がなんかの魚に食われて釣り上がりました。あれと全く同じ状況でした。似ているなー、シチュエイション。
あの時は美味しい腹を食われてたけど、今回は頭がガブリ目ん玉ビローンそして、かじった所にキラリ光っている鈎先。もしかしたらヒラメが釣れていたかも…。うーん、残念。
と、ここで先週の中之作港同様、急激に雨脚が強くなる。
「時合なのに残念無念」仕方なく車を釣り場まで移動して待機せざるを得なくなり、避難。

すると、砂置き場で作業していた船が動く様で、おじさんがロープを外しにいらっしゃいました。
おじさん「すみません。ちょっと動きますので、竿をダメにしちゃうと悪いから」とすご〜く優しい。
なんか恐縮です。私達は場所をお借りしている立場なのに。作業の邪魔にならない様に「すみません」と言ってあわてて全ての仕掛けを引き上げようとしたら、シロギス仕掛けにまたまたシロギスくんが。

今週も黒雲が!!
キスが釣れた後間もなく、ピカッ!　ごろごろごろ〜。
雷が少し遠のいたので車から出て、夫の頭を見ると…
私「ぷっーーー。ドリフのコントみたいに髪の毛逆立ってるよ〜」
夫「妻の頭もだよ〜。げらげら」
車の窓に映して見たらふたりとも髪の毛逆立ってました。けど、やっぱり夫の頭の方が笑えるので夫の頭の写 真を載せておきます。PM.2:45→
フリース着てたから余計に静電気が起こって雷に反応したのかな?
その後も観察すると、雷が光るのに合わせて髪の毛がそちらの方向になびくの。で、車に入るとすーっと普通 の髪型に戻る。外に出るとまた立つ。ふたりして大爆笑でした。
雷ってすごいね。

自然現象のあまりのことに、怖くなりふたりとも車で雷雲が遠ざかるまでひたすら待ち続けました。

アジは?
３時半過ぎに雷が鳴り止んだので釣り再開。
「夕マズメでアジが回って来るかもしれないね」と夫は投げサビキ。私は棒ウキにアジ鈎で。今日はコマセは買ったけど付けエサのオキアミ買って来るの忘れちゃった。仕方ないのでアオイソメを付けて挑戦。
私のウキにかすかに反応があるもののフグっぽいアタリ。
そして、少し風が出て来ました。投げにくい。ウキも足下に戻って来る。
アタリもわからなくなり、仕掛けを上げてみたら鈎がなくなってる。きっとフグですね。
途中、夫の特製イイダコテンヤも誘いをかけたりしてみましたが、全く反応なし。今日はチョイ投げにイイダコも来ないなあ。タコはお休みの日だったのかな?

自転車のおじさんが「車は早く出ないと門がしまっちゃうよ」というアドバイス。カレイ２枚も上がったし、寒くなって来たので、納竿ーとなりました。どうも平日の閉門は５時のようでした。

片付けている時に汲み上げた海水は、なま暖かかったね。気温が下がったからそう感じたのかなあ。それにしても、すごくぬ るく感じました。

なんか明日の偵察に来た（ ?）釣り人に様子を取材されている妻でした。

帰りは佐原インターに乗る前に『ポイント』横須賀佐原店に寄って明日のエサを追加購入。夫はやっと決断して、投げ竿とリールを購入。高速はそれ程混んでいませんでしたが、降りてから少し時間がかかりました。これさえなければすごく近いのに。途中、八幡山のパワーラークスという、すかいらーくが経営しているスーパーでお買い物してから帰宅。家に着いたのは８時過ぎでした。

リールと竿を別に購入してそれでも４５００円くらいのものでした。

さてさてお食事は
『キス』
天婦羅で。 なんと、揚げながら食べたので写真撮るの忘れてぺろり。（汗）

ヒラメさんと同じシロギスをわけて食べたって事?

『カレイ』
31cmは５枚おろし。半分はお刺身に、半分はピリ辛みぞれ揚げに。26cmは真ん中に切れ込みを入れ５枚おろしの外側を切らずに中骨を取り除き、ひねりこんにゃくの要領でくるりと尾を返して空揚げに。

ピリ辛みぞれ揚げは、『釣魚料理の極意』（山海堂）という本に載っていた『カレイのみぞれ揚げ』というのを読んでちょっぴりアレンジして作ってみました。
[ピリ辛みぞれ揚げの作り方]
５枚におろしたカレイを食べやすい大きさに切り、塩こしょう、片栗粉を付けて揚げる。
カレイを揚げながら、お鍋に、だし汁：1、みりん：1、日本酒：1、醤油：1、大根おろしたっぷり、小口切りした高の爪を入れて煮立てる。（今回はメスだったので卵を水と日本酒を半々にしたもので洗い、一緒に煮ました。）
煮立てたものに、あさつきの小口切りとシソの千切りを最後に入れて、揚げたてのカレイにかけてできあがり。

カレイはどんな風に食べても、やっぱりおいしいね。

刺身も空揚げもうまいけど、ピリ辛みぞれ揚げは最高でした。刺身もモミジおろしなどでいただきました。満足!

今日は他の釣り人さんはベラとハゼ?　カレイはウチだけだった様です。ライバルが少なかったこともあって、堤防キングになれました。雷博士のおかげで面 白い髪型も見られたしね。今日も楽しかったです。