▲2001年11月4日に訪れた時の写真です 三浦大根の畑

▲ビーチグラス

▲拾ったビーチグラスと流木で作ったスタンドライト

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初めての砂浜
今週皆さんは、連休で釣り三昧といったところでしょうか?
ウチは土曜日と月曜日が残念ながら仕事になってしまい、日曜日１日だけの釣行となりました。

さて、どこに行きましょう?　と悩みつつ、釣り雑誌『磯・投げ情報』の「あったかポカポカ釣り場」特集を見ていると、なにやら見覚えのある釣り場が紹介されていました。それは三浦半島の大浦海岸。まだ釣りを始める前にハマっていたビーチコーミングをするために一度訪れたことのある海岸です。小さい海岸ながら、人も少なく、他では少ししか拾えなかったビーチグラスもここにはたくさん落ちていて袋いっぱいになるくらい拾ったっけ。キレイで静かな海岸がまるでプライベートビーチの様な感じだったなあ。
私は先週、投げのコツをつかんだばかりだし、ここで思いっきり投げられたら気持ちいいだろうなあ。
ということで、大浦海岸に行ってみることに。

前から行きたいと思ってた砂浜。でも根掛かりがきついというインフォメーションが多くちょっと敬遠してきました。でも、ビーチコーミングで訪れた時に、あぁこんなところで釣りをするときっと楽しいだろうなーと思ったので、釣り復活の引き金になった場所でもあります。

朝５時に気合い120％で起きた夫。しかし、私は前日、寝不足の上、ちょっと飲み過ぎて、夜中に具合が悪くなり朝早く起きられず、７時に起床。そんなワケで出発は遅めの８時半になってしまいました。夫ごめん。

釣行前日の体調管理不行とはすでに勝負に負けてますな。

朝ごはんは横々に乗る前に吉野屋さんの特朝定食を。夕べの具合の悪さが嘘の様にしっかり食べる私。すっかり元気を取り戻しました。

道路は少し混んでいました。9時半過ぎに「ポイント」佐原店でエサと仕掛けを購入。そこから三浦海岸へ抜けて、ガソリンスタンドの二股を左へ。間口港の手前を左折。この左折は、大根畑の中にあるかなり細い道です。「大浦海岸」と書かれた小さな立て看板があります。

ここのちょっと高台になっていて大根畑ずーっと広がって、その向こうに海が見える景色は、かなりのモノだと思っています。そして、辿り着く大浦海岸も光がたまっている感じの素晴らしい場所。そして、今は季節柄、ガードレール等至る所に、大根が干してあり、三浦半島のベスト景色だと個人的に思っている場所です。

釣り人さん多い?
釣り場に到着は10時半くらいでした。砂浜のすぐ上にある有料駐車場に車を止めておばさんに千円を支払い、釣り場へ。

雑誌に紹介されていた左側には４組の釣り人さんが。
11月に来た時は磯におじさんがひとりいただけだったのに。皆さん雑誌を見て来た方なのかな?
左側には入れそうもない。『釣って遊んで三浦半島』というガイドブックの紹介文には中央に根があり右側に砂地帯があると書いてあったし、右側には誰もいないので、のんびり出来そうだし、ということで、右側で竿を出すことに。

の〜んびり!!
今日は天気予報でも『３月の陽気』ということで、一回着た防寒着を暑くて脱ぐくらい、本当にぽかぽか。
海はとてもキレイ。風もあまりないし、投げやすそう。 竿を出し、今日はふたりとも、シンプルカレイキス仕掛けをセット。
第１投。あれ?　あんまり飛ばない…。なんか先週せっかく覚えたコツを忘れたかな?　あはは。（＾＾;）
澄潮だし、投げてオモリがすぐ着水する感じなのでガイドブック通りで浅そう。根は見え見えなので、なさそうなところを狙って投げる。
三脚を立てる為にバケツに水を…。と、濡れないように海水をくもうとして、波間に向かってバケツを投げてみたが、海水ちょっぴり、砂たっぷりの状態に。。。???皆さん砂浜で釣りをする時はどうやって海水を汲み上げていらっしゃいますか?　しかたなく、ちょっと離れた磯でくみ、釣り座へ２往復。はあはあ。

しばらくして、竿を上げると、エサがしっかり取られている。何かいることはいる様ですね。
夫はさっそく椅子をだし、新聞タイム。
いつもは、ちょこまか胴付き仕掛けなどで堤防際を攻めたりしている私も、投げて竿先を見張るくらいしか仕事がないので、しばし、ビーチコーミング。ホント、ここの砂浜は、キレイなビーチグラスの宝庫だなあ。あっという間に袋いっぱい拾えました。ふふふ。今度は何を作ろうかなあ。

ビーチグラスを一生懸命拾集している妻の役に立とうと、砂浜を見回すと、巨大で綺麗なグラスを発見。こりゃ誉められると思い、手に取ってみると「あぎゃー」思い掛けない感触に叫んでしまいました。この日は、たくさんのクラゲが次々にうち上がりましたとさ。

ビーチコーミングから帰ると、なにやら竿先にアタリらしき動きが。「らしき」というのは、浅い波間に海藻などが漂っているとアタリの様な動きになり、ちょっと紛らわしいのです。「これはどうなの???」と思いながらずるずる引いてくると、
私「あ!　何か付いてる!」
夫「ホントだ!」
ふたり「………なんだー。フグだよー」 がっくし。

その後も、どんどんエサが取られまくられ、ハリスは切られ、時々お会いできるのはフグちんばかり。

お昼過ぎには
他の釣り人さんも釣れていない様で、皆さん続々と納竿、帰宅されて、サーフは貸し切りに。

何気なく、海を見ると、くじらのしっぽみたいなものが海面をばしゃっと叩いた。いっ、今のは何???　水面 を見つめ続けると、ばしゃっとなった場所にぽっこっと黒い頭が!!!
なんだー。素潜りのおじさんだー!　何を採っているのかなあ?　貝?

ここは断崖に沿った岩の入り組んだ道とサーフの繰り返しという地形で、「関東ふれあいの道　三浦・岩礁 の道」という散策コースになっています。ちょっと探検に行くと、道の途中には、小動物の食べ散らかされた跡があったり、 これが散歩するような生易しい道ではなかったです。軽装備でおばさんが入り込もうものなら命落とすよ、と思いました。まーちょっとした冒険感覚で隣の浜に辿り着くとダイビングで貝を採集しているダイバー達の基地に到着。貝類が結構な量 、採れていたみたいです。

あんまりにも、エサ取りが多いので、私は途中からイイダコ仕掛けに変更。
根の近くの砂地に投げるも、なんの反応もなし。何投かしましたが同じ状態。そんなことを繰り返していたら、おもいっきり根の中に着水。慌てて巻いたのに即根掛かり、ロストしてしまいました。

うーん。と悩み、派手カレイキス仕掛けにチェンジ。しかし、なぜか派手仕掛けはエサも取られない。な、なぜ?

夫は4時近くなってからお昼寝タイム。日も傾き、ちょっぴり寒くなってきました。夫、風邪引かないでね。

４時には!
磯にいた釣り人さんも帰宅。
貸し切りも貸し切り、本当にウチだけになってしまいました。
そんな中、駐車場からウエダー（?）を着たおばさんが登場。たぶん、朝、駐車場代をお支払いしたおばさんだと思うのですが…。まさか、これから潜るの?　どきどきしていると、おばさん「釣れますか?」私「いえ、フグしか釣れません」などと会話。
おばさんは磯に向かい、潜りませんでしたが、貝（?）を拾っている様でした。

ふたりぼっちになっても、がんばりましたが、５時過ぎにエサがなくなったので納竿としました。
暗くなりかけの中、片付けをしていたら、貝拾いから帰ってきたおばさんに「まだやってんの?」と言われてしまいました。私「もう帰りまーす」と声をかけて、急いで片付け完了。車までの距離は短いものの、乾いた砂浜を荷物を持って歩いたら、二人とも「ぜえーはあー」となりました。夫に「妻は竿だけだからそんなにぜえはあしなくても…」と言われてしまいました。運動不足だなあー。

ラジオでトラフィックインフォメーションを聞くと横々は事故で11キロの渋滞とのこと。「うひゃ〜」となり、予定を変更して、久里浜方面 に抜けてから帰ることに。
途中、『FUJI』というスーパーがあったので入ってみました。お弁当箱とパンを購入。
そろそろ、渋滞も解消されたかもね。と、佐原から横々へ。実際、解消されていました。

今日は、フグしか釣れなかったけど、投げの練習もたっぷり出来過ぎるくらい出来たし（翌日、筋肉痛に!）、ビーチコーミングもたっぷり。冬なのにぽかぽか。と、すごく楽しかったです。しかし、ウチはいつも釣れても釣れなくても楽しんじゃってるなー。これは、釣り人としては失格かもしれませんねー。もっと腕を磨かねば。

近くには、民宿も数件あるものの、冬ですからちょっと閑散。廃虚（?）か別 荘も数件あって雰囲気は、ほとんど南の島の小さな漁村。今回は釣りと言うよりも、ちょっとホリデー気分でした。