新しい釣り場開拓
島国日本、行ったことない釣り場はまだまだ星の数程…。
今日もドライブ兼ねて千葉県は九十九里に近い太東港に気合い入れて行ってみよう!
ガイドブックには冬はサヨリ釣り、夏はイシモチ、アジ、イワシなどが釣れるって書いてある!　今ならイシモチにアジかなー?　がんばろう!

イシモチにアジ、いいねー。天気もまぁまぁ。

思ったより近い
いいかげん聞き飽きたと思いますが、今日も早起きできませんでした。
11時に出発。
湾岸→京葉道→東金道路へ。何年か前に九十九里に来た時はなかった東金九十九里有料道路のおかげか、あっという間に海岸沿いに。九十九里有料道路を潮風にふかれながらドライブ。今日は天気いいからか、サーファーや海水浴している人が沢山!　でもまだ海水浴シーズン本番じゃないから、道はすいすいでした。
港のちょっと手前にあるファミレスでお食事。タイミング良く入れたのでラッキーでした。あと10分遅かったらかなり待たなくちゃ入れなかったかも。

もうすっかり海水浴＆ビーチパラソルで賑わっていました。おー夏!ってかんじ。

港を通り越し、ガイドブックに載っていた釣具屋さんへ。アオイソメとマキエ、イシモチ仕掛け、アジ用の房州仕掛け（6号）というのを購入。
コンビニにも寄っておやつとお茶を購入。

釣り場には1時半くらいに到着。ごはん食べたり、仕掛けを見たり、寄り道したのを差し引けば、正味1時間半か2時間くらいで到着。海水浴シーズン真只中だとこうはいかないかもしれませんが、これは結構近いかも?

▲帰って来た漁船

2時スタート
車横付けできる港内、横が砂浜の赤灯のある堤防、真ん中の横にのびる堤防、一番右の白灯のある堤防など、沢山あって迷います。ガイドブックを見ると一番右の堤防内側が潮通 しも良く、水深があるようなのでそこに釣り座を。

夫はイシモチ仕掛けをセットして「えいやっ〜」と投げ。
私の仕掛けは何にしようかな?　って悩んでいたら…。
そこに漁船が帰って来ました。
結構スピードがあり、しかも釣り座のすぐ近くを通るので夫の仕掛けは上げそこなって、敢無くロスト。
そして続々と漁船が帰還。皆さん堤防の際を走り抜けていかれる。真ん中辺にはもしかして障害物でもあるのかな?

10隻くらい通るのを待って、もう来ないかな?　というところで再び仕掛け投入。

私もちょい舟キス仕掛けをチョイ投げ。
しーん。反応全くなし。

結構、ファミリー釣り人が多い。先端の地元釣り師の方々は仕掛けを見ると、イシモチ狙いの様です。でもヒットはないみたい。

浅い?
投げてすぐに糸がふける感じでもしかしてすごく浅い?
根は全くないみたい。
足下へサビキ仕掛けを入れてみたら…、うーんガイドブックには水深5mって書いてあるけどもっと浅く感じるなあ。

タコ大漁?
地元のタコ師のおじさんはバケツや袋に大漁ムード。
うらやましい〜。タコ美味しいんだよね。イイダコテンヤしかないけど一応足下に入れておいてみよう。

タコ以外は?
周りの方も反応はないらしく、時々小さなフグが上がるのみ。
マキエにも大量のちびフグが寄ってくるだけ。
投げもサビキもエサは取られているのですが、アタリは全くなし。もしかしてフグの仕業?

の〜んびりと、遠くに走っているウォーターボート（ジェットスキーでしたっけ?）を眺めたり、おやつのシュークリームを食べたり、夫は読書したり時合を待ちます。
今日もたっぷり日焼け止め塗っておいて良かった〜。

4時過ぎると投網を持った地元の方が続々と出撃。
しかし、これといった釣果はなさそう。あ、バケツに何か入れたみたい。夫が見に行ってみると「ワタリガニだね」とのこと。

堤防に小さいフグが大量にころがっていたのですが、投網かーと納得。夕方には、竿で釣るより投網の方の方が多いくらいになりました。

後ろのテトラポットが入っている一段高くなった堤防の方はカゴ投げサビキをしていらっさる。何をねらってるのかな?　まだ皆さん釣れてないみたいですねー?
と思って何気なく見ていたら…、竿がしなってるよー、何か釣れたみたい。
イワシの一荷（2尾）?　にしてはちょっと大きいかな?　何だろう?

やっと来た?
しばらくすると、夫のウキがあやしい動き。
上げてみたら15cm未満のサバッコの一荷（2尾）でした。伊東で釣れたのより随分小さーい。
さっき釣れた後ろのおじさんのもきっとこれだね。
群れが回ってきたよー!　がんがん行こー!

しかし、群れが小さいのか、ぽつぽつと思い出した様にしか釣れない。
それどころか、私のサビキには全く無反応。夫はカゴ投げサビキ、サビキは全く同じものだが私は手持ちだからかなあ。やーん、私も釣りたいよー。
焦りながら足下を上下させていると、おっ!　やっとかかった!　ぐるぐるぐる。
その時足下に入れておいたタコ仕掛けに足を取られて、ちょっとつまずいた〜!　次の瞬間、サバッコはまんまと逃げていったとさ。ちっ、命拾いしたねサバッコくん。
次こそは!　いざ勝負!　………しーん。あれ?　もうどこかへ行っちゃったの?
悪戦苦闘していると、お隣の小学生の女の子にもサバッコが!　わー、いいなあ。

夫はゆっくりではありますが順調にサバッコの数をのばし、私はまだフグしか釣れてないよー。どきどき。がんばらねば〜!
やっぱりカゴの方がいいのかなあ?　 私もカゴを付け投げてみたけど…、オモリの合うのがなくてどんどん沈んじゃう。ああー、軽めのオモリ買ってくるんだった…。仕方なくカゴを外して再度チャレンジ。

そんな私をあざ笑うかの様に夫はツ抜け達成。うー。
周りの方もカゴ投げじゃなく足下サビキで、釣果は思わしくなく、いい人でひとり1尾程度の様。

夕方来た地元のおじさんは、まず足下の5箇所くらいに仕掛けた筒の様な仕掛けを上げてみてる。何がとれるのかなあ?　と見ていると、ひとつの筒の中からいいサイズのタコが出て来たー!
これから夜の間中やられるのか、投光機を準備して暗くなるのを待っているみたい。投網も準備。
堤防先端の状態を何度か往復したり、タコの仕掛けを上げてみるついでに、いろいろ教えて頂きました。
一回目
おじさん「何か釣れた?」
ふたり「サバの子供が釣れました〜」
おじさん「サバ?　イワシだったらよかったのにねえ」
二回目
おじさん「夜はイシモチがつれるよ〜」
ふたり「イシモチですか〜」
三回目
おじさん「夜はトビウオも釣れるよ〜」
夫「トビウオですか」
私「何が釣れるの?」
夫「トビウオだって」
私「えっトビウオ!?　すごいねー。釣ってみたいなあトビウオ〜。やっぱりお刺身で食べるのかな?」

と、そんなこと言ってるばやいじゃないぞ、私はまだ食べられるお魚釣ってないよ。
よし、大きなトビウオ釣って夫に逆転だ!
と、気合いだけは充分なのですが、シーン…。お魚さんに嫌われてる様です（泣）

日もどっぷりと暮れ、7時過ぎ、夫が11尾目を追加した後、サバッコのアタリも遠のき…。
私はボウズのまま…。もうそろそろ帰りますか?　と言ってたら!
夫のウキが見えない!　あわててリールを巻く夫。
おっ!　何か付いてるよ。サバッコよりちょっと大きい。
あっ、アジだよー!　おおーアジが回って来たか〜?　と思って仕掛けを再び同じ場所に投入しましたが、その後は反応なし。と言うか、電機ウキじゃないのでウキが良く見えない。
仕方ない、納竿ですね。

四回目
おじさん「何か釣れた?」
私「小さいけどアジが釣れました〜」
おじさん「アジ?　どれどれ?（バケツを覗き）おっアジだね。今日はアジが期待できるかな?」

帰りも道はすいすい〜。
家の近くでスーパーに寄ってお買い物。家に着いたのは10時くらいでした。

今日のおかずは
[サバ]
小さいけど無理矢理お刺身に（笑）。
ワサビ醤油と今回はゴマをかけて醤油を付けたものの2種類で。ゴマ醤油味は、九州にこういう食べ方があるみたいです。アジも同様の食べ方があるらしい。
ゴマも合うー。おいちーーー!

[アジ]
アジも同じく小さいけど無理矢理お刺身に（笑）。
やっぱうまい!　けど一口でペロリ。
もっと釣れればなあ。

釣り場でエラと内蔵を取って血抜きしてきたからか、身が白くて、お刺身サイコー!!

ゴマサバ、ゴマアジサイコ−!!

今回私はちびフグの顔しか見られませんでした。夫は釣れ釣れで、私の完敗でした。完全ボウズとは…。がっくし。
敗因は、軽いオモリがなかったことかなー?　あと、せっかくアジが回って来たのにウキが見えなくなったのも残念だったね。次回は準備万端でリベンジしたいでーす!

これを書いている今日（７月２日）は雑節七十二候のひとつ『半夏生（はんげしょう）』です。今日はタコやサバを食べる習わしがあるそうです。
今回の釣行で、タコも釣れたらうれしかったんだけどね。仕方ないのでスーパーでタコのお刺身買って食べました。

やっぱり旬に則した習わしがあるんですねー。

今日の堤防キングは…うーん、タコ釣りのおじさんかなあ?　イシモチもキスも釣れてる人はいないみたいだったし。サバッコだけなら夫が一番釣れてたねえ。アジも他に釣れてる人はいないようだったし、アジがもう少し釣れていれば文句なしで夫がキングだったかもしれないけど…微妙。