川奈いるか浜で
またまた伊豆に出張です。
熱海に一泊しまして、釣り釣り〜!
今回はじめての『川奈いるか浜公園』です。
静岡県・伊東市漁協のホームページで読みましたが、いるか浜には昔3000頭のイルカが入ってきたこともあったそうです。
今は…どうなんでしょう? 運が良ければイルカくんに会えるかも???
そんな期待に胸ふくらませつつ、出発です。
このいるか浜の入り口近くのプチ高台のところに「海女の小屋」という料理屋さんがあって海鮮丼が美味しいらしいので、前に来たことがあったけど、例によって定休日。「クホー」という妻の声。今日も行こうか、とガイドブックで調べたら、やはり定休日とのこと。「クホー」といいながら釣りしました。
※しかし、帰りにお店の前を通ったら営業してました。
エサと道具
毎度おなじみ、釣具のイシグロさん(静岡県伊東市吉田148-1)で仕掛けとエサを購入。
いるか浜堤防
すっかりのんびりしてしまいまして、お昼の12:20に到着です。
30台ほど停められる駐車場は夏季のみ(海水浴の時期?)有料のようで、本日は無料でした。
→小さな海水浴場の向こうに見える勾玉の形をした堤防が『いるか浜堤防』です。写真、帰りに撮ったものなので雲っていますが堤防の全体像です。
海水浴場としても、漁港としてもわりとこじんまりとしています。割と行きづらい場所でもあります。だからか、のんびり出来そうです。ゴルフ場で有名なところです。
ここは潮通しもいいようですし、柵やトイレもあるので、ファミリーフィッシングからベテランさんまで楽しめる堤防だと思います。
▲いるか浜公園にあるイルカのオブジェたち
→こちらは駐車場の車止め脇のお魚くんオブジェ
スタートは12:40
お天気カンカン照りなのであちー。
さあ、釣るぞ〜!
先客さんは、4〜5組ほどです。
平日なので釣り人さんも少な目なのでしょうか?
夫婦連れの方が多かったようでした。女性もベテランな手サバキです(汗)。
外側は1m弱くらいの堤防、内側は柵になっています。
イルカの形をしたベンチなどもあって、かなりのんびり出来そうです。
▲海に向かって左側 ▲中央 うっすら初島も見えます
▲海に向かって右側 ▲堤防付け根に向かっての写真です
▲こちらは堤防先端 ▲イルカくんの形をしたベンチがいくつかあります
釣り座は先端外側
釣り座は先端付近の外側に。
みなさんは何を狙った釣りをされているのでしょうか?
カゴ投げサビキの方、ウキ釣りの方、ちょい投げの方、それぞれ皆さん釣り方が違うようです。
ちなみに弓角の方も2人いました。
夫はカゴ投げサビキ仕掛けを投入。
私は例によってカワハギ仕掛けを足元に入れてみます。
ちびくんたち
ガイドブックにあったように浅めですが、思っていたよりも水深はありそうです。3〜4mほどでしょうか? 底の方でコツコツと小さなアタリがありました。なんとなくいつものパターンな気がします。
それーっと上げてみると…や、やはし、君か…。小さなベラくんでした。
さいならー。海にお帰りくださいませ。
うーん。手前は浅いからちょっと投げてみようかな?
とりゃー! ぽちゃん。
この手ごたえは砂地なのかな? 初めての場所なので「根があって即引っかかったらやだなー」と思いながら少し早めにリールを巻き巻きしていると「クイッ」となにか乗ったような手ごたえ。
???なんだか見知らぬ感じのアタリですぞ。クリクリ。ドリャー。
ん? なんだこの細長いお顔のお魚くんは!
か、カマスくん?
それにしても、細いし小さ過ぎる…。赤ちゃんだね、こりゃ。
しかし、こんな赤ちゃんなのに、クリクリ巻いてる途中で食いついてきましたぞ。カマスって赤ちゃんの時からフィッシュイーターなのかなあ?
なんとなく体が赤っぽいのでアカカマスくんでしょうか?
カマスっておいしいんだよね。…
でも〜、赤ちゃん過ぎて食べるところがあまりありませんなあ。↑
写真だけ撮ってこちらもお帰り願いました。
私はその後も…ベラくんたちと戯れる戯れる。
しかも、なんかすごくみんな色鮮やかだし。
▲こちらはオハグロベラくんかな? ▲こちらはすごい色のホンベラくん?…ではなく ニシキベラくんですね。(yrpさんに教えていただきました! ありがとうございます!)
水面にはお魚くんがいっぱい
↓ふと、足元の水面を見ると…小さなお魚くんたちがウヨウヨ。
▲なんでしょう?
お隣に来たおじさんは
お隣に来たおじさんはジェット天秤に弓角をつけて投げては巻き…投げては巻き…。
これはもう本当にスポーツだね。
イナダやソウダガツオ狙いかな〜?
自転車に振り出し竿、コンパクトバケツ、ポケットには仕掛け巻き。それだけで、チャリ〜と登場。
もう毎日来てる感満載。「これやってるからねー、肩なんか痛み知らずだよ!」と他のおじさんに語っていました。70代くらいかな。
夫のウキが!
お隣のおじさんがバシャバシャとナブラのような音を立てている横…ぷかぷか浮かんでいる夫のウキがヒョロ〜っと沈むのが見える…。
夫 「お?」
あわてて竿を手にする夫。
クリクリ。リールを巻く夫。
水面に現れたのは…17cmほどのくっきりシマシマ模様のシマダイくん。
シマダイくんはあのおいしいイシダイの幼魚です。
子供でも結構美味しいらしいのでゆだれをたらしながら夫に
私 「へへ、持って帰る?」
夫 「えっ? ちょっと小さくない?」
と、あっさりリリースされてしまいましたとさ。
あ〜あ。食べてみたかったのにな…。 ぶつぶつ。
今度このくらいのが釣れたらぜひ連れて帰ってみたいなあ。
お隣のおじさんに!
ちょっと沖目の辺りにナブラが立つ。
弓角やってたおじさんの目が真剣になった気がする。
何度もトライ!
すると、何度か目にグイッとかかった模様。
おじさんは重そうに寄せてくる。キラリ!
あ! ソウダガツオだ〜! いいなあ〜!
おじさん 「今、かかったのの他にもう一匹追いかけて来てたんだけどなあ」
夫も釣れるかなあ?
しかし、ウキは波間に漂っている…だけ?
すると二つくらい離れたところにいるカゴ投げサビキの方にもソウダガツオが。
群れが回って来たんじゃない?
夫〜、がんばれ〜♪
夫のウキ再び!
その後も、投げてはバシャバシャを繰り返すお隣のおじさん。
おじさんのバシャバシャが夫のウキの横を通り過ぎる…。
1・2・3……心の中でカウントする私。(かかれ〜!)
すると…夫のウキが…
スポッと沈んだ〜!
私 「夫、来たよ」
夫 「うん」 クリクリ。
なんだか今度はさっきのシマダイよりはるかに重そう…。
がんばれ夫〜♪
さすがにものすごい引き。右に左に、リール巻くのが精一杯。
堤防近くまで来てから右に左に走る魚体。
頭がこっち向いたところを見計らって…
夫 (おりゃー!)←心の声?
おお! 上がって来たのは29cmのソウダガツオくん。
ビビビビーーー!
勢い良く上がって来たので堤防に頭を打ち付けてしまったソウダガツオくん。
さっきまでの勢いは一瞬で消えて…失神しているようで動かなくなっちゃった。
おとなしくしている今のうちにしめちゃおう。→
と思ってナイフを出したら急に生き返って、また暴れだすソウダガツオくん。
タオルで目を隠してなんとかグサッとエラぶたの後ろを一刺し。
ドクドクとあふれ出る血…うわ〜!
あれよあれよという間に辺り一面が血の池地獄に〜!!
エラとワタを抜き海水の入ったバケツに頭から突っ込む。バケツの中もみるみる血の色に染まる…。
話には聞いていたけれど…これほどまでとは…恐るべしソウダガツオくん!
マルソウダとヒラソウダ…どっちかな?
マルソウダの血には微毒が含まれているので生食は避けた方がいいらしい。味もヒラソウダの方が断然いいと書いてある本が多い…。
有鱗域という体にあるウロコが第二背びれの後ろの方まで幅広くあるのがマルソウダ…
第一背びれと第二背びれの間で終わっているのがヒラソウダ…とのこと。
帰ってから撮った写真ですが…→
もしかして、これはおいしいヒラソウダくんかな?
おじさんの弓角に引っ張ってこられたソウダガツオくんが、「こっちにもエサがある〜」ってかかった子だったのかな?
もう一尾〜♪ もう一尾〜♪ と思ったけれど…
夫だけではなく、周りの方もこれ以降ピタリと反応がなくなって…。
結局おじさんも一尾のみだったようです。
それにしてもマルソーダはどこで調べてもまずいまずいで、ヒラとマル見分け方も難しい難しい。
これは釣り魚を食べる主義としては困ります。
カワハギくんは?
夫に先起こされたぞ。私もがんばらないと…。
気はあせりますが…
ん? ちびベラくん? こんにちは。はい、さようなら。
ん? あ、またベラくん? 今リリースした子では? と思うくらい同じサイズ。とほほ。
やっぱり底過ぎるのかなあ?
カワハギくんの姿はなかなか見られません。
またちょい投げしてみるか。
ん? 何かお魚さんのアタリが?
上げてみると顔の長いはじめましてのお魚さん?
14〜5cmでしょうか? 図鑑で見たハマフエフキに似ていますが…誰でしょう???→
フエフキの仲間の幼魚かな? どなたか詳しい方がいらしゃったらぜひお教えください。よろしくお願いいたします。もちろんリリース。
うーん。今度は足元の中層狙ってみようかな?
ガツッ! お! 来た〜カワハギっぽいアタリだよ。クルクル。
あ! なんと! カワハギはカワハギでもちびワッペンくん。。。
むむむ? なんだったんだ? あのガツッ! ってアタリは…。 てっきり大物くんかと思ったじゃないか。それとも大物はすぐに逃げて、もうひとつのハリにちびくんが残ったの? がっくし。
同じ中層をしばらく狙ってみる。
すると、またまたガツッとしたアタリ!
しかも結構強い引き…
君はカワハギくんじゃないな…
誰〜??? クルクル。
あっ。君は…タイガースくんことカゴカキダイくん。
見かけの割りに力が強いんだよね。手のひらサイズ…どうしよう…やっぱリリースかな?
もうちょっと大きくなって帰ってきてね。
しかし、もしかしてさっきのガツッってのも君か?
むむむ。
夫は?
私がちびくんたちと戯れているころ…夫は…
ひたすらカゴ投げサビキで。
ウキを見つめております。
たまに何かがウキを沈み込ませますが…上げてみるとそこには先ほどよりも小さなシマダイくんが。
むーん。さっきくらいなら強引に持って帰ろうと思っているのに…。なぜサイズアップせん?
それでも、5尾くらい釣りましたな。こんなことならみんな持って帰って塩焼きすればよかったかも?
夫はちびくんはリリース派なので横でブンブン首を振りそうですが…。
夕暮れを待つことなく
さて、本日も夕方ちょっと伊東に用事がありまして、16:30に納竿といたしました。
夕焼け見たかったんですが…残念です。
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