下田です
またまた伊豆に出張です。
今回は下田に一泊しました。
日程は
一日目ルート
山梨→御殿場→沼津→三島→修善寺→天城→下田
二日目ルート
下田→犬走り堤防で釣り→片瀬温泉→伊東→修善寺→三島→沼津→御殿場→山梨
となりました。
釣り以外にもいろいろ楽しみました。興味のある方はブログをご覧くださ〜い。
・伊豆へ一泊(一日目)
・伊豆へ一泊(二日目)
さて、さて、釣りです。
本当は4時起きしてと思いましたが…やはり無理でした(^^;
しっかり海の見える朝風呂にも入って、ホテルを7時過ぎに出発〜。
というのも、前夜から急に風が強くなり、シュロの葉がウチワのようにばさばさゆれています。これじゃあ、ちょっと釣りは断念かなー。と泣きながら、そしてこの夜もタイガースが逆転負けしたのを見届けてさらに泣きながら床についたので、かなり朝マズメ出撃のモチベーションは下がってしまいました。
でも、そうそうこの時間に下田で釣りをする機会もないだろうと、とにかく突風に向かいながらの出撃です。
釣具屋さん
まずは、エサ買わないと。
下田釣具センター(静岡県下田市3-10-1 0558-22-1020)さんでジャリメとコマセを購入。
張り紙によると、たしか朝4時からのオープンだったかな。ちらほら、地元の釣りアンちゃんが仕掛けなど物色していました。ちょっと仕事サボって釣りするのかなー。いいなー下田は。
下田港 福浦堤防
今回は犬走り堤防の対岸、さらに南に位置する福浦堤防へ行ってみようということに。
港をぐるりと回り込む形で移動。
何年か前に出版された釣りのガイドブックをたよりに行ってみたところ…
(写真は犬走り堤防から福浦堤防を写したものです→)
駐車場らしい駐車場はありません。狭い道の路肩に10数台停められるスペースがあり、みなさんここを利用されているようでした。
そして、目的の福浦堤防ですが、入り口には『立ち入り禁止』の文字『ここでなにか起こっても自己責任でお願いします』と言った感じの注意書きがどーんと掲げられています。
ということで、私たちは今回も犬走り堤防で竿を出すことにしました。
とにかく強風だしね、堤防を見学に行くことすら…。でも一応、もう駐車スペースはないくらいの賑わいでした。
下田港 犬走り堤防
駐車場はそれほど大きくはありませんが無料で停められます。
と言ってもこれまで来た2回とも平日だったので…夏や休日はどうなのでしょう?
犬走りよ。また来たよ〜!
お魚くんに会わせてね〜!
水面に朝日がキラキラ当たってとてもきれいです。
本日は天気がよかったので外洋には神津島が見えていました。
▲下田港 犬走り堤防から太平洋を臨む 右の写真はクリックしてみると神津島が見えます
スタートは8:30
釣り座ですが、みなさん真ん中付近でカゴ投げサビキをされているようです。
私たちは犬走り島の近くへ。
去年もでしたが、なんと北東からの風が強いことか!
背中から吹き付ける強風で
とても仕掛けをまともに投げられる感じではありません。
しかし、地元の方々はみなさん器用に仕掛けを投入されていらっしゃいます。
夫は、前回の『川奈港いるか浜堤防』でお隣にいたおじさんに感化されたらしく、弓角をやってみるらしい。
夫 「仕掛け結んで」
私 「あいよ。弓角は何色にする?」
夫 「ピンク。本にピンクがいいって書いてあったから」
お? ちゃんと研究したんだ。
ジェット天秤に1.5mのハリスを結び弓角を。 あれ?弓角ってどうやって結べばいいんだっけ?
ハリスを通して…えーと。。。なんか適当に結んじゃえ。←それじゃダメだろ。
私は、ガイドブックに冬でもキスが釣れると書いてあったので、秋ならなんとかなるかも? と思い…ちょい投げで挑戦。それにキスの仕掛けにカワハギがかかることもあるかも? という一石二鳥作戦です。
弓角をやっている人はいませんでしたね。若干不安。エギングの方は1名。
▲こちらは内側(下田湾奥に向かって)の写真です
先端の白灯へ偵察
ちょい〜っと投げますが、とにかく風が強いので思うようには投げられません。
なので、先端にある白灯へ偵察に。
▲犬走り島の小さなトンネルを抜けるとそこには小さな堤防が↑ ここではおひとりの釣り人さんが。ウキ釣りでしょうか? メジナやクロダイ狙いかな?
▲こちらは白灯に背を向けて犬走り島を…左側と右側の写真です。写っていませんがこの間にトンネルがあります
▲こちらは帰りに駐車場から撮った犬走り堤防全容 右は島から堤防根元へ向かっての写真
釣り座変更
長い堤防の一番端っこ、犬走り島が風除けになってなんかいい感じじゃありませんか。みなさん真ん中辺りなのでここはすいていますし。
というわけで、エサ箱だけを持って私だけ風除けスポットへ。
夫は回遊魚狙いなのでその場に残ることに。
弓角の結び方
ハリスが電話のコードのようなことに。あんじゃこりゃ。
夫 「なんか仕掛けがよれちゃうんだけど…」
私 「あ、やっぱり弓角の結び方間違ってるか。あと、ジェット天秤とハリスの間にヨリモドシ付けてなかった! ごめんごめん」
ということで、結び直し。
そうそう、弓角は内側からハリスを通して八の字結びだったね。すまんすまん。
今度は大丈夫。
●エイトノット(八の字結び)→
A 弓角の内側から外へ
B 後ろから手前へ
C 後ろから手前へ
※引っ張ってみて緩いようなら二度くりかえす
と、カゴ釣りのおいちゃんたちを見ると…ポツポツとソウダガツオが釣れている模様。
夫もがんばれ♪
釣り座変更
移動した犬走り島の近くは…
あれ? ここは真ん中よりも少し浅いようで、透明度が高いというのもあって底が見えそうな感じです。
根の向こうは白っぽく見えるので砂かな?
よし、キスちゃんいるかな? ぽちゃん。
ピクピク! およ? さっそくなんか来たよ。小さそうだけど…。リールをクリクリ。
うお! ちびベラくん!
最近君ばっかりだな〜 もう君の顔は見飽きたよ…。がっくし。
しばらくちょい投げで。でも遊んでくれるのは…やっぱりベラくんばかり。
シロギスくんはどこへ〜? この時期やっぱりもっと遠くに投げられないとダメなのかなあ?
一石二鳥作戦だったカワハギくんもさっぱり。ガイドブックによるとキス仕掛けにカワハギがかかることもしばしばと書いてあったのですが…今回は作戦失敗かな?
今日はいろいろ試してみよ〜っと。
岩の隙間にブラクリ落としたらどうかな?
やや? やっぱり浅いかも?
チョンチョンと小さなアタリ。しかしハリを少し大きめにしたので顔をみることはなく…。
これもやっぱりちびベラくんかな?
そんな中で、一度だけコツッと大きそうなお魚くんのアタリがあったけど…逃げられてしまい顔はみられませんでした。あれは誰だったんだろう???
カサゴかなー?
カゴ投げサビキ
夫の弓角には反応がないようで、今度はみなさんと同じカゴ投げサビキにチャレンジしてみるらしい。
周りの方にはぽつぽつですが、ワカシくんがかかっているようです。
しかし、夫のウキは波間にプカプカ漂うのみ…なぜ?
一番端っこだから? サビキの色が違う? 棚が違う?
はたしてどうしたら釣れるのやら…。
がんばれ♪ 夫!
弓角は破壊してしまったので、カゴ投げに。
風にも負けずとりゃーと投げ込んでいたのですが、ウキが沈まなーい。
地元の釣り翁登場
「ブラクリでも大物釣れないなあ〜」 と私がしつこくチャレンジしていると…。
夫がやってきて。
夫 「後ろにいるおじさん、エサも使わないサビキだけで何かサンマみたいなお魚をどんどん釣り上げてるよ!」
私 「ん? なんだろう?」
磯竿、たくさんハリのついたサビキ仕掛け、オモリは胴つきオモリというのかな?(細長い)
そして、誰もやっていなかった堤防内側に向かって仕掛けを投げるゆっくりリールを巻く。
すると、 大中小さまざまな大きさの細長いお魚さんたちが一荷で!
顔が細長い感じだね? カマス? かなあ?
それは見事に投げては巻きを繰り返すのみで仕掛けには鈴なりのお魚くんたちが。
すごい!
私も真似してやってみるか…。
あいにくカマスのサビキがないので小アジ用のサビキをセット。
おじさんのリールを巻く速さに合わせて同じ速さでリールを巻いてみる…と、コツっとなにか食いついたアタリのようなものが!
お! 来たか!? と思う間もなく… ふわっと軽くなる仕掛け…???
逃げられたか!? ってか、すごく軽い…
上げてみると…オモリと仕掛け半分が無くなっているではありませんか!
うわっやられた…?
おじさんは私のバケツを覗き込み 「なにも釣れてないんだ」と小さくボソッとつぶやいたかと思うと…
私の横でささっとサビキ、釣れたカマスくんを私のバケツの中に無言で投入。
私 「すみません。いただいちゃっていいんですか?」
おじさん 「○☆¥−&%」 ごにょごにょと小さい声なので聞き取れません…(汗)
私 「こ、これはカマスですか?」
おじさん 「▲¥%□○☆」 またまた聞き取れません…(汗)
私 「サビキで底ですか?」
おじさん 「☆△#!@&」 ダメです。まったくもって聞き取れません…(汗)
おじさんはブツブツとなにかをつぶやきながらご自分の釣り座へ。
教えてもらいたいことは何も聞き出せませんでした。がっくし。
スタシスタシと登場したおじいさんは90歳代かもしれません。運動靴がいい感じです。
磯釣りの方も
まもなく、カマス釣りをしていたおじさんの知り合いの方なのか、もうひとり地元のおじさんが釣具とクーラーボックスを担いでやってきました。
後から来たおじさんは、カマスを釣っていたおじさんに大きな声で 「そんな釣りしてないで! エサ付けて釣るんだよ〜! まったく!」と怒鳴り口調です。
おじさんは相変わらずごにょごにょと言った感じ…。反論でしょうか? 笑いながらカマス釣りを続行していらっしゃいました。
もしかしてカマス釣ってるおじさんはお耳が遠いのでしょうか? だったら先ほどの私の声はまったく届いていなかったかもしれません。そういうことなのかな?
後から来たおじさんは犬走り島の南側の磯へスタスタと入っていかれました。
すごく細くて渡って行けるのか? と心配になるような通路ですが磯へ抜けられるようです。
黒鯛とかかな?
釣り翁からのいただきもの
さて、しばらくカマスを釣っていたおじさんは…30cm前後のいいサイズを何尾かキープ。
ご自分のバケツを私のところへ持って来て…私のバケツにザーッとカマスくんをあけて、ご自分のバケツを洗っています。
私 「すみません。いただいちゃっていいんですか?」
おじさん 「………」
おじさんは、ほんのちょっぴりニコッとしたかと思うと無言で去っていかれました。
残りの15〜20cmほどのサイズのカマスくんを全部、何も釣れていないかわいそうな私に恵んでくれたのでした。
ちょっと離れた釣り座に一人いる妻に向かっておじいさんがバケツもって歩いていく。
前回、この犬走りに来た時も、地元のおじさんにコーチングされた妻。犬走りのおじさんたちは、ヘタッピなコをほおっておけないようです(笑)。
竿泥棒は誰だ?
釣り翁が帰った後、真ん中辺りでカゴ釣りをしていたおじさんの響き渡る声が!
何事かと思ってそちらを見てみると…なんと竿が堤防下に落ちています。
隣で釣りをしていたおじさんがあわててタモ網を入れましたが一歩間に合わず…。
お魚さんが付いているのか? 竿はゆっくりと堤防から離れて行きます。
ルアーをされていた方が引っ掛けて寄せようとしましたが、それもうまくいかず、どんどん沖へ。
おじさん 「一尾バラして、一本竿は折られ、最後は新品の竿を持っていかれて…今日は散々な目にあったよ。まったく」
というようなつぶやきが聞こえてきました。
そ、それは…「ついていない」の一言で片付けるにはあまりにも…ですよ。
ご、ご愁傷さまです。
竿を持っていっちゃったのは誰だったんでしょう? ワカシくんにしてはゆっくりな動きだったような気がしますが…。
厄日のような話ですが、よく考えると、このおじさんは一尾はちゃんとワカシを釣り上げているので、合計4尾もの魚がかかっているのです。なんと。
少し、仲間の釣りを眺めていましたが、ひと段落したら、道具を洗って帰っていかれました。その背中の寂しそうなことは…。
タイムリミット
カマスの頂き物はうれしいですが、自分でもなにか食べられるお魚くんを釣りた〜い!
気合だけは充分なのですが…風との戦いは厳しく。
その後もベラくんが遊んでくれるのみ。
夫のウキは消し込むことはなく…むなしく時間だけが過ぎていきました。
他のかたがたは、そこそこワカシがあがっていました。何が違うんだろう?
堤防からの距離や、仕掛けとかエサは同じのようでした。
棚がちがうのかなー。いろいろと変えてみたのですが。 うーん。これだけダメなのも驚き。
そして、タイムリミット。
夕方、伊東に用事があるので、本日は泣く泣く12:30に納竿としました。
▲犬走り堤防の付け根には釣具やエサを売る店がありますが、平日は営業していないようです。
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